韓国語の発音に関する本レビュー第1弾はゆうき先生の本を紹介します!
勉強になる内容が盛り沢山で、ぜひみなさんに読んでいただきたい1冊です!
今回紹介する本はこちら↓
本の内容と構成
なぜ自分の発音が通じないのか、どうすればうまく発音できるのか
そのヒントがたくさん載っていて、実践しながら勉強できる本です^^
CD付なので聴きながら一緒に練習できます。
入門編
前半の入門編では、
母音、子音、パッチムなど文字にフォーカスし、ひとつひとつどういうものなのかを説明してくれています。
文字について細かく説明してくれている本は多くありません。
どういう文字なのか、口の中のどこで音を出しているのか、どうすれば上手く正しい音を出せるのかまで丁寧に、イラストも交えて楽しく勉強することができます。
そして、実際に発音を聞いて、文字の変化を聞きとれるまでをサポートしてくれます!!
発展編
後半の発展編では、
よりネイティブの発音やイントネーションに近付くヒントを教えてくれます。
アクセントの位置や単語別によるイントネーションの規則など
感覚だけでなく体系的に発音やイントネーションについて勉強できる内容です。
どうしても日本語らしくなってしまう発音も、少しずつ意識していけばネイティブの発音に近付けると思うと、じっくり読んで、練習する価値ありです◎
この本のおすすめポイント
一人でもしっかり発音練習ができる
本自体は参考書に近いですが、発音練習がたくさん載っています。
CDを聴いて一緒に発音しながら本を読み進めてください^^
説明がとにかくわかりやすい
どんな人にも理解できる言葉と、親しみやすく時にクスッと笑えるイラストで
とても楽しく勉強できます^^
専門用語も出てきますが、ゆうきさんが作った言葉でわかりやすく説明してくれているので
「何を言っているのかよくわからない。」
ということはほとんどないと思います。
難しいと感じてしまう発音変化や外来語の発音もわかりやすかったです!
日本人目線
日本語を話す日本人が、
日本人だからこそうまくできる発音や
日本人だから苦手な発音、日本人だとばれてしまうアクセントの紹介など
全ての内容が日本人目線で書かれています。
韓国語学習者全員が経験したり考えることがそのまま文字で書かれていて、うんうんと頷きながら読み進めることができます。
勉強方法
1、読み込んで内容をしっかり理解する
2、本を見ながら、CDを聴きながら発音してみる
3、たくさん練習する
この繰り返しだと思います。
たくさん練習していくと、少しずつ感覚を掴んで、上手くなっていくものです^^
自分の発音を録音してCDと聞き比べるのもいいかもしれません◎
まとめ:ネイティブの発音に近付くために
本全体を見ると、参考書に近い内容になっています。
私自身は、発音やイントネーションは勉強しないまま今まで来てしまったので、
改めて音のルールや、韓国語のイントネーションについて知れてとても面白かったです!
もし韓国語教員養成課程に興味がある方ならぜひ一度読んでほしい内容でした。
(韓国語教員養成課程の記事はこちら→韓国語教員養成課程~申請から渡韓まで~)
ドラマやバラエティーの台詞やフレーズをまねする勉強方法であるシャドーイングが、自然な韓国語の習得には有効だと言われていますが、
ただまねするだけでなく、ルールを知っておくのと知らないのでは習得の方法も変わってくると思います。
少しずつ意識してネイティブっぽい発音を習得しましょう!!